創業融資が通ったのに、なぜ資金繰りが苦しくなるのか
創業時、日本政策金融公庫などの創業融資に無事通過し、
「これで一安心」と思った矢先、数か月後から資金繰りが急激に苦しくなる——
これは、実際に非常によくあるケースです。
実は、
創業融資が通ったこと=事業が安定する
ではありません。
ここでは、創業後に資金繰りが悪化する主な理由と、事前にできた対策を解説します。
理由① 創業計画書の売上が“希望的観測”になっている
創業計画書では、
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知人・友人から仕事をもらえる
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開業すれば自然とお客様が来る
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SNSや紹介で広がるはず
といった根拠が弱い売上予測が多く見られます。
特に創業初期は、
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実際に発注権限のない人の「紹介するよ」
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既存取引先との関係性が想像以上に強い
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想定より集客に時間がかかる
などにより、売上が計画を大きく下回ることが珍しくありません。
👉 売上の「誰が・いつ・なぜ支払うのか」を分解できていないと危険です。
理由② 融資金=自由に使えるお金だと誤解している
創業融資で受け取った資金は、
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仕入
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家賃
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人件費
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広告費
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税金・社会保険料
など、あらかじめ使い道が決まっているお金です。
しかし実際には、
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初期投資に使いすぎる
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想定外の支出が続く
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生活費に流用してしまう
ことで、手元資金が一気に減少します。
👉 「残高」ではなく「何か月持つか」で考える必要があります。
理由③ 返済開始までの資金繰りを考えていない
創業融資には**据置期間(返済猶予)**がありますが、
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据置終了後の返済額を把握していない
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売上が立ち上がる前に返済が始まる
-
税金・社会保険料の支払いと重なる
ことで、一気に資金繰りが悪化します。
特に多いのが、
「返済が始まる月に、法人住民税・消費税が来た」
というケースです。
理由④ 開業後の「相談先」がなく孤立している
創業時は多くの専門家が関わりますが、
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設立後は放置
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融資が終わったら関係終了
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経営相談は有料・対応不可
というケースも少なくありません。
結果として、
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資金繰りが苦しくなってから初めて相談
-
その時には打てる手が限られている
という状況に陥ります。
👉 創業後こそ、相談できる専門家が必要です。
創業融資後に資金繰りを安定させるための対策
✔ 売上の根拠を「再設計」する
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どこから
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誰から
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いくら
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いつ入金されるのか
を具体化し、計画を現実ベースに修正します。
✔ 資金繰り表を作成する
月単位での入金・支出・残高を可視化することで、
「いつ危険になるか」が事前にわかります。
✔ 早めに追加融資・改善計画を検討する
資金が底をついてからではなく、
余力がある段階で動くことが重要です。
秋田で創業融資後の資金繰り相談なら「起業専門家」へ
「わたしの起業相談窓口(運営:行政書士・相続と起業の相談窓口)」では、
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創業計画書の見直し
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資金繰り改善アドバイス
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追加融資・経営改善計画書作成
-
創業後の継続サポート
まで、起業後を見据えた実務支援を行っています。
創業融資は「スタートライン」にすぎません
創業融資が通ったことは素晴らしい第一歩です。
しかし本当に重要なのは、
「融資後、どう事業を継続させるか」
です。
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最近、資金繰りに不安を感じている
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売上が計画通りに進んでいない
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誰に相談すべきかわからない
そんな方は、一人で抱え込まず、早めにご相談ください。
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