株式会社と合同会社の比較

  法人(株式会社) 個人事業主
信用力 一般的に個人事業主に比べ高い信用力がある。 法人に比べ認知度は低い。
責任の範囲 有限責任
(出資した範囲内で責任をとる)
※ただし、債務の連帯保証等には注意
事業で生じた全ての負債に対して責任がある
税制面 個人事業主に比べ税金上のメリットが多い

  • 消費税
  • 所得税
  • 退職金
  • 欠損金を9年間繰越できる
    (個人事業主は3年)

その他、優遇事項あり

法人に比べると税金上のメリットが少ない
取引面 取引先によっては、法人との取引が条件になっている場合がある。
また、個人に比べ取引における間口が広がり、ビジネスチャンスの獲得が期待できる。
社会的・一般的には、個人よりも法人のほうが、対外的に信用力が高いと認識されている。(取引先・広告効果の有無を考慮)
事務面
  • 個人事業主の確定申告と比べ提出書類が多く、時間と手間がかかる。
  • 決算期を自由に選ぶことができる。
  • 会計処理や税務申告が法人に比べ簡易
  • 決算期は12月末で固定
社会保険 社会保険は原則、強制加入
→給与支給額の約10%~15%の負担増
ただし、厚生年金や健康保険の方が国民年金や国民健康保険より保障が手厚い。親族のみでの事業であればメリットとがあると考えることもできる。
雇用者5人以上:強制加入
4人以下:任意加入
→ 人件費の負担軽減につながるが、国民年金や国民健康保険の保証は、法人の厚生年金や健康保険に比べ保障内容が薄い。