事業年度とは
会社は、1年以内の期間であれば、事業年度を何月から何月までにするのかということを自由に決めることができます。
毎年同じ月が決算日となっている個人事業主と異なっています。
事業年度の決め方
事業年度の決め方は、業種ごとや個々の会社ごとによって千差万別でございます。
いろいろな考えのもと、最もマッチする事業年度を選定してみてはいかがでしょうか。
繁忙期を避ける方法
法人税の申告時期は、決算日より2カ月以内と定められています。
この間に、株主総会を開き、申告にかかる手続きを実施する必要がございます。
決算事務としては、この時期が繁忙期になると考えられますので、通常の営業の繁忙期と重ならないようにすることを優先事項として事業年度を決定方法もあります。
資金繰りや決算を意識する方法
例えば、売上が上がる時期を期初とすることで、節税への対応や黒字化への道筋をある程度コントロールすることもできます。
例: ① 期初の売り上げが大きく、多額の税金が発生しそう
→ 残りの期間で節税対策も視野に入れた決算を考える
② 期初の売り上げが伸び悩み決算について不安である
→ 残りの期間で、どのように挽回または節約していくかを考える
消費税の免税期間を活かす方法 → 第一期の決算期間を最大限に延ばす
例)4月中に設立完了予定
⇒第1期目の事業年度 :会社設立日 ~ 3月末日
⇒毎年の事業年度 :4月1日 ~ 3月末日