「売上はあるのに、手元にお金が残らない」
「毎月の支払いがきつく、資金繰りが苦しい」
創業後・起業後のご相談で、非常に多い悩みが資金繰りの問題です。
その原因の多くは、固定費の負担が重すぎることにあります。
本記事では、
資金繰りが苦しいと感じたときに、最優先で取り組むべき固定費削減について、分かりやすく解説します。
なぜ資金繰りが苦しくなるのか?
資金繰りが悪化する主な原因は、次の3つです。
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売上が安定していない
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売掛金の回収が遅い
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固定費が高すぎる
この中で、**すぐに対策できるのが「固定費の削減」**です。
売上アップには時間がかかりますが、
固定費は今日からでも見直し可能です。
固定費とは?変動費との違いを理解しよう
固定費
売上の有無に関係なく、毎月必ず発生する費用
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家賃
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人件費
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通信費
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リース料
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保険料
変動費
売上に応じて増減する費用
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仕入
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外注費
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広告費(一部)
資金繰りが苦しいときは、まず固定費にメスを入れるのが鉄則です。
資金繰り改善のために見直すべき固定費7選
① 家賃・オフィスコスト
最も大きな固定費です。
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広すぎる事務所を借りていないか
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来客が少ないのに立地にこだわっていないか
▶ 対策
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小規模な事務所への移転
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シェアオフィス・自宅開業の検討
家賃削減は効果が即座に出やすい対策です。
② 人件費
売上に見合わない人件費は、資金繰りを一気に悪化させます。
▶ 見直しポイント
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フルタイム雇用が本当に必要か
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パート・業務委託で代替できないか
人件費は慎重に、しかし現実的に見直す必要があります。
③ 通信費・IT関連費用
意外と無駄が多いのが通信費です。
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使っていないオプション
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高額な法人プラン
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重複しているツール
▶ 定期的な見直しで、数万円単位の削減も可能です。
④ リース・サブスク契約
「いつの間にか増えている」固定費の代表例です。
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コピー機リース
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ソフトウェアの月額契約
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定期購入サービス
▶ 本当に今必要か?
▶ 売上に貢献しているか?
使っていない契約は即見直しましょう。
⑤ 保険料
過剰な保険加入は、資金繰りを圧迫します。
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創業当初に必要以上の保障
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事業規模に合っていない内容
▶ 「万が一」より「今の資金繰り」を優先する判断も必要です。
⑥ 広告費(固定化しているもの)
広告費は本来「変動費」ですが、
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毎月定額で支払っている
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効果測定をしていない
場合、固定費化している可能性があります。
▶ 効果の出ていない広告は一度止める勇気も大切です。
⑦ 借入金の返済負担
返済額が資金繰りを圧迫している場合は、
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条件変更(リスケジュール)
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返済期間の延長
といった選択肢もあります。
早めに動くことが重要です。
固定費削減でやってはいけないこと
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いきなり全部削る
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将来の売上につながる投資まで止める
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一人で抱え込む
固定費削減は、
**「事業を続けるための調整」**であり、
事業を縮小させることが目的ではありません。
資金繰りが苦しいと感じたら、早めの相談がカギ
資金繰りの悩みは、
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悪化してからでは選択肢が少ない
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早めなら打てる手が多い
という特徴があります。
「まだ大丈夫」と思っている段階での相談が、
事業を守る一番の近道です。
まとめ|固定費削減は資金繰り改善の第一歩
資金繰りが苦しいと感じたら、
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固定費を洗い出す
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必要・不要を分ける
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段階的に削減する
この3ステップを意識しましょう。
固定費をコントロールできれば、
資金繰りは必ず改善の方向へ向かいます。
事業を「続ける」ための判断として、
今一度、固定費を見直してみてください。