創業融資の相談で、非常によくあるお悩みがこちらです。
「運転資金が3カ月分しか借りられませんでした。正直、不安です…」
実はこれ、
珍しいケースではありません。
特に創業時は、金融機関が慎重になるため、
「3カ月分」「多くても6カ月分」に抑えられることが多いのが現実です。
では、
この状況でどう動くべきなのか?
この記事では、実務目線で解説します。
なぜ創業融資は「運転資金3カ月分」になりやすいのか
まず、理由を理解することが大切です。
金融機関は創業融資において、
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実績がない
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売上予測の確実性が低い
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固定費の把握が甘くなりやすい
というリスクを強く意識します。
そのため、
📌 「まずは3カ月、様子を見ましょう」
という判断になりやすいのです。
これは、
「事業を否定されている」わけではありません。
3カ月分しか借りられないと、何が問題になる?
最大の問題は、
売上が想定より遅れたときに耐えられないことです。
創業時は、
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集客に時間がかかる
-
広告費が先行する
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取引が軌道に乗るまで売上が不安定
というのが普通です。
📌 実際には
6カ月以上の運転資金が必要になるケースが大半です。
対処法①「すぐ借り直す」は現実的ではない
よくある誤解が、
「足りなければ、またすぐ借りればいい」
という考え方です。
しかし実際には、
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創業直後の追加融資は非常に厳しい
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数字の実績がない
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金融機関から「計画性」を疑われる
という理由で、
すぐの借り増しは難しいのが現実です。
対処法② 固定費を徹底的に見直す(最優先)
3カ月分しか借りられない場合、
まずやるべきは 固定費の圧縮 です。
見直すポイントは、
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家賃(事務所は本当に必要か)
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人件費(採用時期を遅らせる)
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広告費(短期回収型に絞る)
📌 「売上を増やす」より
「出ていくお金を減らす」方が即効性があります。
対処法③ 売上が立つまでの「現実的な導線」を作る
事業計画では、
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いきなり黒字
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初月から順調
と書きがちですが、
金融機関はそこを信用しません。
今必要なのは、
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初期に確実に受注できる案件
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単価は低くても現金化が早い仕事
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既存の人脈・紹介
📌 「小さくても確実な売上」 を最優先に考えましょう。
対処法④ 自己資金の「温存」を意識する
創業時にやりがちなのが、
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開業時にお金を使いすぎる
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見栄えを重視しすぎる
というケースです。
3カ月分しか借りられないなら、
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自己資金は“最後の防波堤”
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できるだけ使わずに残す
という意識が重要です。
対処法⑤ 半年後を見据えた「次の融資準備」を始める
3カ月分しか借りられなくても、
そこで終わりではありません。
重要なのは、
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半年後
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1年後
に、
「評価される状態」を作ることです。
評価されるポイントは、
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売上実績がある
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計画どおり動いている
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資金繰り管理ができている
📌 そのためには、
創業時点から次の融資を意識した経営が必要です。
創業融資は「借りられた額」より「使い方」が重要
創業融資で本当に重要なのは、
-
いくら借りたか
ではなく -
どう生き延びるか
です。
3カ月分しか借りられなかった場合、
無理に拡大せず、
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固定費を抑え
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小さく回し
-
実績を積む
ことが、
結果的に次の融資につながります。
「わたしの起業相談窓口」ができるサポート
わたしの起業相談窓口
(行政書士・相続と起業の相談窓口)では、
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創業融資のセカンドオピニオン
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運転資金が足りない場合の対策整理
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固定費・資金繰りの見直し
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次の融資を見据えた事業計画作成
を、
元銀行員の視点で現実的にサポートしています。
「3カ月分しか借りられなかった…」
その状況からどう立て直すかが、
創業の成否を分けます。
まとめ|3カ月分でも「詰み」ではない
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創業融資で3カ月分は珍しくない
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すぐ借り増しは難しい
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固定費削減と小さな売上が最優先
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半年後の評価を見据えて動く
秋田で創業・起業を考えている方、
すでに融資を受けたが不安な方は、
ぜひ 「わたしの起業相談窓口」 にご相談ください。