
「会社を設立したら使える補助金はありますか?」
会社設立をご相談いただく際、よくいただくご質問があります。
「創業したばかりでも利用できる補助金や助成金はありますか?」
結論から申し上げると、
あります。
ただし、多くの補助金・助成金は申請するタイミングや事業計画書が非常に重要です。
「会社を設立してから考えよう」と思っていると、申請期限を過ぎてしまったり、対象外になってしまったりするケースも少なくありません。
今回は、秋田市で会社設立を検討されている方へ、設立初年度に活用しやすい補助金・助成金をご紹介します。
① 秋田県 起業支援事業費補助金
秋田県では、起業を支援する補助金制度があります。
代表的なものは、
- 若者起業家応援枠
- 地域課題解決枠
です。
対象となれば、
- 店舗改装費
- 設備購入費
- 広告宣伝費
- ホームページ制作費
- 人件費(対象要件あり)
- 旅費
などの経費について補助を受けることができます。
令和8年度は、若者起業家応援枠で補助率1/2・上限100万円(一定要件で150万円)、地域課題解決枠では補助率1/2・上限150万円となっています。
②小規模事業者持続化補助金<創業型>
創業後の販路開拓を考える場合には、**小規模事業者持続化補助金<創業型>**も確認しておきたい制度です。
創業型では、創業間もない小規模事業者等を対象に、販路開拓などの取り組みを支援しています。
例えば、
- 広告宣伝
- 販促活動
- 新規顧客獲得
- ホームページ等を活用した販路開拓
などを検討する際に候補となります。
2026年の創業型では、創業日・特定創業支援等事業による支援を受けた日などについて、受付回ごとの要件があります。申請時点で創業間もなく、まだ事業活動を開始していない事業者も要件を満たせば対象となり得ます。
また、申請にはGビズIDが必要で、取得には数週間程度かかる場合があります。
そのため、利用を考えている方は早めに準備することが重要です。
③ IT導入補助金・デジタル化支援も確認
創業後の業務効率化を考えている場合には、国のデジタル化・AI導入に関する補助制度も確認しておきましょう。
業務効率化を目的として、
- 会計ソフト
- 顧客管理システム
- 予約システム
- 販売管理システム
などのITツール導入を支援する制度です。
経理や顧客管理を効率化したい会社には活用しやすい補助金です。
④ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
設備投資や新しい製品・サービスの開発、生産性向上などを検討している場合には、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金も候補となります。
ただし、すべての創業者が対象となるわけではありません。
創業直後の小規模な設備購入というより、
「新しい事業に挑戦する」
「生産性を高める」
「新しいサービス・製品を開発する」
といった具体的な事業計画がある場合に検討する制度と考えた方がよいでしょう。
⑤ 従業員を雇うなら「雇用関係助成金」も確認
会社設立後に従業員を採用する予定がある場合には、補助金だけではなく、厚生労働省等の雇用関係助成金も確認しましょう。
雇用や人材育成、キャリアアップなどに関連する制度があります。
ただし、助成金は制度ごとに対象者・雇用条件・申請時期などが細かく定められています。
「人を雇ったから必ずもらえる」というものではありません。
⑥秋田市創業支援補助金
秋田市で新たに創業・起業する方を対象に、事業所・店舗の賃借、設備導入、改装、広告宣伝など、創業に必要な経費の一部を支援する制度があります。
秋田市で会社設立や開業を考えている方は、創業前に利用できる補助金がないか確認しておくことをおすすめします。
ただし、補助対象となる経費や申請時期、法人設立のタイミングなどに条件があります。「会社を設立してから申請」では対象にならない場合もあるため、創業計画を立てる段階から確認することが重要です。
秋田市で創業するなら、会社設立・創業融資だけでなく、秋田市の創業支援制度についても早めに確認しましょう。
制度の内容や募集時期は年度によって変更されるため、最新の募集要項を確認してください。
補助金で一番大切なのは「事前準備」
補助金は、
「あとから申請すればもらえる」
というものではありません。
例えば、
設備を購入してから申請しても、
対象外になるケースがあります。
多くの補助金は、
申請・採択・交付決定後に契約・発注することが条件です。秋田県の起業支援補助金でも、交付決定前の契約・発注・支出は原則として補助対象外です。
補助金より先に「事業計画」を作る
補助金を利用することだけを目的にしてはいけません。
例えば、
「補助金が50万円出るから50万円の設備を買おう」
という考え方ではなく、
「この設備を導入することで、売上がどう変わるのか」
を考える必要があります。
事業計画では、
- 誰を顧客にするのか
- 何を販売するのか
- どのように集客するのか
- 売上はいくら見込めるのか
- 必要な経費はいくらか
- 利益はいくら残るのか
- 借入金をどう返済するのか
まで考えます。
補助金申請書を作ることが目的ではなく、事業を成功させるための事業計画を作ることが目的です。
補助金だけで起業しない
これは非常に大切なポイントです。
「補助金があるから起業する。」
ではなく、
「事業として成り立つから起業する。」
という考え方が重要です。
補助金は、
あくまで経営を後押しする制度です。
補助金がなくても利益が出る事業を目指しましょう。
元銀行員からのアドバイス
銀行員時代、
創業融資を担当していましたが、
成功する会社には共通点がありました。
それは、
補助金を目的にするのではなく、経営を目的にしていることです。
事業計画をしっかり作り、
必要に応じて、
- 創業融資
- 補助金
- 自己資金
を組み合わせながら事業をスタートしていました。
一方、
「補助金が出るから設備を買う」
という考え方では、
経営が苦しくなるケースも少なくありません。
補助金は、
経営戦略の一つ
として考えることが大切です。
「わたしの起業相談窓口」では補助金だけでなく資金計画からサポート
**わたしの起業相談窓口(運営:行政書士・相続と起業の相談窓口)**では、会社設立だけをサポートするのではありません。
秋田市で起業・創業する方について、
- 株式会社・合同会社の設立
- 個人事業と法人の比較
- 創業融資
- 事業計画書
- 補助金・助成金
- 資金調達
- 開業後の資金繰り
- 設立後1年間のアフターサポート
まで、創業前から総合的にサポートしています。
特に、元銀行員としての経験を活かし、
「補助金を取ること」ではなく、「補助金・融資を活用して事業をどう安定させるか」
という視点でご相談いただけます。
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お客様の声
「補助金だけではなく、創業融資との組み合わせまで提案していただき、安心して開業できました。」(秋田市・飲食業)
「事業計画書を一緒に作成していただき、補助金の申請にも自信を持って臨むことができました。」(秋田市・サービス業)
まとめ|秋田市で会社設立するなら、補助金は「設立前」に確認しましょう
会社設立後に、
「何か使える補助金はないかな?」
と探すのではなく、
会社設立前から補助金・創業融資・自己資金を含めて資金計画を考えること
が重要です。
2026年度の秋田市創業支援補助金では、一般創業について対象経費の1/2以内、限度額50万円となっています。
また、秋田県の起業支援事業費補助金や、小規模事業者持続化補助金<創業型>、デジタル化・AI導入補助金、ものづくり補助金など、事業内容や創業時期によって検討できる制度があります。
ただし、補助金は年度や公募回によって内容が変わります。
「自分の場合は何が使えるのか」
を早めに確認することが大切です。
よくある質問
Q. 会社設立前でも補助金の相談はできますか?
はい。むしろ、会社設立前の相談をおすすめします。
秋田市創業支援補助金の一般創業では、応募時点で法人を設立していないことが要件となっています。
補助金によっては、会社設立日や開業日、契約・発注の時期などが重要になるためです。
Q. 補助金と創業融資は併用できますか?
制度によって異なります。
補助金によっては他の補助金との重複が制限される場合があります。
一方で、創業時の資金計画として、自己資金・融資・補助金等を組み合わせて検討することは可能です。
具体的な併用可否については、それぞれの公募要領を確認する必要があります。
Q. 自己資金が少なくても補助金を利用できますか?
補助金だけで創業資金をすべて準備することはできません。
補助金は後払いとなる場合もあるため、
自己資金+融資+補助金
などを含めた資金計画を事前に作ることが重要です。
Q. 補助金の申請は自分でできますか?
制度によっては、ご自身で申請できます。
ただし、事業計画書の作成、対象経費の確認、申請時期、必要書類などを正確に確認する必要があります。
特に創業時は、補助金だけではなく融資や会社設立のタイミングも関係するため、全体のスケジュールを整理しておくことをおすすめします。
Q. 秋田市で店舗を開業する場合も補助金を利用できますか?
制度の対象となる事業・経費であれば、店舗開業時に利用できる可能性があります。
秋田市創業支援補助金では、事務所・店舗の賃借・取得費、改装費、機械器具費、広告宣伝費などが対象経費として案内されています。
ただし、対象業種や対象経費には条件がありますので、事前確認が必要です。

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