本店所在地は「自宅」でも会社設立できます
会社を設立する際に、多くの方からいただくご相談があります。
「会社の本店所在地は自宅でも大丈夫でしょうか?」
結論から申し上げると、
自宅を本店所在地として会社を設立することは可能です。
実際に、創業したばかりの会社や一人で事業を始める方の多くは、自宅を本店所在地として会社を設立しています。
しかし、メリットだけではなく、注意しておきたいポイントもあります。
今回は、秋田市で会社設立を検討されている方へ、本店所在地を自宅にする場合のメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
本店所在地とは?
本店所在地とは、
会社の住所として登記される所在地のことです。
会社設立時には必ず本店所在地を決めなければなりません。
本店所在地は、
- 登記簿謄本
- 法人番号公表サイト
- 契約書
- 請求書
- 名刺
- ホームページ
などにも記載される会社の正式な住所になります。
自宅を本店所在地にするメリット
① 初期費用を抑えられる
創業時は何かとお金がかかります。
事務所を借りるとなると、
- 敷金・礼金
- 家賃
- 仲介手数料
- 内装費
など、大きな初期費用が必要になります。
自宅を本店所在地にすれば、これらの費用を抑えることができ、その分を設備投資や広告宣伝費などに充てることができます。
② 創業融資でも問題ないケースが多い
日本政策金融公庫や金融機関では、
自宅を本店所在地としている会社も数多くあります。
重要なのは、
どこに会社があるかではなく、どのような事業を行い、返済できる計画があるかです。
そのため、自宅だから融資が受けられないということは通常ありません。
③ 通勤時間がなく効率的
創業当初は営業・経理・集客など、すべてを一人で行うことも珍しくありません。
自宅兼事務所であれば、
通勤時間がなくなり、仕事に集中しやすいというメリットがあります。
自宅を本店所在地にするデメリット
① 住所が公開される
会社を設立すると、
登記情報は誰でも取得できます。
つまり、
自宅住所が会社の所在地として公開されることになります。
プライバシーを重視する方は、この点を十分に検討する必要があります。
② 賃貸住宅では契約内容を確認する
賃貸住宅に住んでいる場合、
契約上、
事業利用が禁止されていることがあります。
また、
管理会社や大家さんの承諾が必要なケースもあります。
会社設立前に契約内容を確認しましょう。
③ 業種によっては難しい場合もある
例えば、
- 飲食店
- 製造業
- 来客が多い業種
などは、自宅では営業が難しい場合があります。
また、
建設業や古物商などの許認可では、
営業所として一定の要件を満たす必要があります。
業種によっては、本店所在地とは別に営業所を設けるケースもあります。
バーチャルオフィスでも会社設立できる?
近年では、
バーチャルオフィスを利用して会社設立する方も増えています。
ただし、
金融機関との取引や許認可の取得では、
業種によって不利になる場合もあります。
創業融資や建設業許可などを予定している方は、事前に専門家へ相談することをおすすめします。
秋田市でおすすめなのは?
秋田市で起業される方の多くは、
まずは自宅を本店所在地としてスタートし、事業が軌道に乗ってから事務所を借りるという流れです。
創業時は固定費をできるだけ抑え、
売上が安定してから事務所へ移転する方が、資金繰りの面でも安心です。
もちろん、業種や事業内容によって最適な方法は異なります。
元銀行員から見た本店所在地の考え方
銀行員時代、多くの創業融資を担当しました。
その経験から言えるのは、
金融機関は「自宅だから」という理由だけで融資を断ることはほとんどありません。
むしろ重視しているのは、
- 事業計画に実現性があるか
- 自己資金を準備しているか
- 売上の見込みに根拠があるか
- 経営者の経験や熱意
といった点です。
一方で、自宅兼事務所の場合でも、事業スペースが確保されているか、事業実態があるかを確認されることがあります。
「自宅だから不利」と考える必要はありませんが、事業としての実態を説明できるよう準備しておくことが大切です。
秋田市で会社設立なら「わたしの起業相談窓口」へ
**わたしの起業相談窓口(運営:行政書士・相続と起業の相談窓口)**では、
会社設立前の段階から、
- 本店所在地のご相談
- 株式会社・合同会社設立
- 定款作成
- 創業融資
- 事業計画書作成
- 許認可取得
- 設立後1年間のアフターサポート
まで、一貫してサポートしています。
「自宅で会社設立しても大丈夫?」
「将来的に事務所へ移転したい」
「許認可も考えている」
という方も、お気軽にご相談ください。
お客様の声
「事務所を借りるか迷っていましたが、創業時は自宅を本店所在地にするメリット・デメリットを丁寧に説明していただき、自分に合った方法を選ぶことができました。」(秋田市・IT業)
「建設業で独立しましたが、会社設立だけでなく営業所や許可のことまで相談できたので安心でした。設立後も継続して相談できる点が心強いです。」(秋田市・建設業)
まとめ
会社の本店所在地は、自宅でも問題なく会社設立できます。
ただし、
- 自宅住所が公開される
- 賃貸契約の内容を確認する
- 業種によっては許認可や営業所要件を確認する
など、事前に知っておくべきポイントがあります。
創業時は、無理に事務所を借りるよりも、資金繰りを優先して自宅からスタートすることが合理的なケースも多くあります。
本店所在地は会社の将来にも関わる大切な選択です。
ご自身の事業内容や将来の計画に合わせて、最適な方法を選びましょう。