「経営改善計画」は経営が悪化した会社だけのものではありません
「経営改善計画」と聞くと、
- 赤字企業が作るもの
- 倒産寸前の会社が作るもの
- 金融機関から言われたら作るもの
というイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし、本来の経営改善計画は違います。
**会社の課題を整理し、今後どのように利益を増やし、資金繰りを改善していくのかを具体的に示す“経営の設計図”**です。
特に、金融機関から追加融資を受けたい場合や、資金繰りの見直しを行いたい場合には、とても重要な資料になります。
元銀行員として数多くの融資相談に携わってきた経験から、経営改善計画の重要性について解説します。
経営改善計画とは?
経営改善計画とは、
現在の経営状況を分析し、課題を明確にしたうえで、売上・利益・資金繰りを改善するための具体的な行動計画をまとめた書類です。
単なる希望や目標を書くものではありません。
「なぜ売上が減少したのか」
「利益が出ない原因は何か」
「どのように改善していくのか」
を数字と根拠をもとに整理します。
金融機関も、計画の内容を確認しながら、今後の支援方針を判断します。
このような会社は経営改善計画の作成をおすすめします
次のようなお悩みがある場合は、一度経営改善計画を作成してみることをおすすめします。
- 売上が以前より減少している
- 利益が思うように残らない
- 毎月の資金繰りが厳しい
- 借入金の返済負担が大きい
- コロナ融資の返済が始まり資金繰りが苦しい
- 追加融資を検討している
- 金融機関との相談を予定している
経営改善計画は、経営を立て直すための第一歩になります。
経営改善計画に盛り込む内容
経営改善計画には、一般的に次のような内容を記載します。
① 現状分析
まずは会社の現状を整理します。
- 売上の推移
- 利益の状況
- 借入金の残高
- 資金繰りの状況
- 強み・弱み
現状を正しく把握することが改善の第一歩です。
② 問題点の整理
次に、経営上の課題を明確にします。
例えば、
- 売上が減少している
- 利益率が低い
- 固定費が高い
- 受注先が偏っている
- 人手不足
など、原因を具体的に整理します。
③ 改善策
課題に対する改善策を示します。
例えば、
- 新規顧客の開拓
- ホームページによる集客強化
- 不採算事業の見直し
- 利益率の高い商品の販売
- 経費削減
など、実現可能な内容を記載します。
④ 数値計画
改善策を数字に落とし込みます。
- 売上計画
- 利益計画
- 資金繰り計画
- 借入返済計画
金融機関は、この数値計画を特に重視します。
金融機関が見ているポイント
追加融資や条件変更の相談では、
金融機関は次の点を確認しています。
- 現状を正しく把握しているか
- 改善策に具体性があるか
- 数字に根拠があるか
- 実現可能な計画になっているか
- 経営者が本気で改善に取り組んでいるか
つまり、「赤字だから融資できない」のではなく、
**「改善できる見込みがあるか」**を見ています。
元銀行員だから分かる「伝わる経営改善計画」
私は銀行員時代、多くの企業の融資審査や経営相談に携わってきました。
その経験から感じるのは、
金融機関は完璧な会社を求めているわけではないということです。
重要なのは、
- 現状を隠さないこと
- 問題点を理解していること
- 改善策を具体的に考えていること
です。
数字に根拠があり、「この会社なら改善できそうだ」と思ってもらえる計画は、金融機関との信頼関係を築くうえでも大きな力になります。
専門家と一緒に作ることが成功への近道
経営改善計画は、インターネット上のテンプレートを埋めれば完成するものではありません。
会社ごとに、
- 業種
- 売上構造
- 経費
- 借入状況
- 今後の戦略
は異なります。
だからこそ、経営者だけで悩むのではなく、金融機関の考え方を理解している専門家と一緒に作成することをおすすめします。
秋田で経営改善計画・資金繰り改善のご相談なら「わたしの起業相談窓口」へ
「わたしの起業相談窓口(運営:行政書士・相続と起業の相談窓口)」では、元銀行員としての経験を活かし、
- 経営改善計画書の作成
- 資金繰り改善
- 金融機関への説明資料作成
- 追加融資支援
- 事業計画書の見直し
- 日本政策金融公庫・金融機関対応
などをサポートしています。
「返済が負担になってきた」「金融機関へどう説明すればよいかわからない」という方も、お気軽にご相談ください。
まとめ
経営改善計画は、経営が悪化してから作るものではありません。
会社の現状を整理し、将来に向けた具体的な改善策を示す重要な経営ツールです。
資金繰りに不安がある場合や追加融資を検討している場合は、早めに経営改善計画を作成することで、経営の方向性が明確になり、金融機関との相談もスムーズになります。
一人で悩まず、金融機関の視点を理解した専門家と一緒に計画を作ることが、会社の未来を守る第一歩です。
お客様の声
「金融機関へ何を説明すればよいのか分からず不安でしたが、一緒に経営改善計画を作成していただき、自社の課題も整理できました。金融機関との面談でも落ち着いて説明することができ、追加融資につながりました。」(秋田市・建設業)
「数字が苦手で資金繰り表も作ったことがありませんでしたが、分かりやすく説明していただき、今では毎月数字を確認する習慣が身につきました。」(由利本荘市・サービス業)