創業・起業必見|開業時に借りたお金が無くなってしまった時の正しい対応

創業・起業時に融資を受けて開業したものの、

  • 思ったより売上が伸びない

  • 開業資金が予想以上に早く減った

  • 気づいたら通帳残高が心配な水準に…

このような状況に陥る起業家は決して少なくありません

そして実は、
「お金が無くなったこと」自体が失敗ではありません。
問題なのは、間違った対応をしてしまうことです。

この記事では、
開業時に借りたお金が無くなりそう・無くなった場合の正しい対応策
起業支援の実務目線で分かりやすく解説します。


なぜ創業時の資金は想定より早く無くなるのか?

https://sac-consult.com/wp-content/uploads/2025/08/5963018aeef2dec47afe3d06b32ebb4d-1024x536.png?utm_source=chatgpt.com
https://p.potaufeu.asahi.com/432b-p/picture/27866939/510e3b466fed2628bbfa722e061f579b.png?utm_source=chatgpt.com
https://e-keieisya.com/wp-content/uploads/2025/08/9192e8ec114c587d592e0185eb08babe.jpg?utm_source=chatgpt.com

多くの創業者に共通する原因は次の通りです。

  • 売上の立ち上がりが遅れる

  • 入金より支払いが先に来る

  • 開業後の追加費用が想定外に発生

  • 税金・社会保険を見落としていた

👉 「計画が甘かった」ではなく、想定外は起きるもの
という前提で考えることが重要です。


絶対にやってはいけないNG対応

まず、やってはいけない対応を押さえておきましょう。

❌ 何とかなると放置する

→ 気づいた時には資金ショート寸前

❌ 個人のクレジットカードで補填する

→ 借金が見えにくくなり、経営判断が遅れる

❌ 金融機関に相談せず返済を止める

→ 信用を大きく損ない、今後の融資が困難に


開業資金が無くなった時の正しい対応ステップ


① まずは「資金繰りの現状」を正確に把握する

最初にやるべきことは、
感覚ではなく数字で把握することです。

  • 現在の通帳残高

  • 今後3か月の入金予定

  • 今後3か月の支払い予定

👉 最低でも3か月先まで見える化しましょう。


② 支出の見直し(止血)が最優先

資金が減っているときは、
売上アップよりも支出削減が先です。

見直すべき例:

  • 使っていないサブスク

  • 効果の出ていない広告

  • 過剰な仕入れ

  • 不要な外注費

✔ 一時的でもキャッシュアウトを止めることが重要です。


③ 早めに「追加融資」を検討する

多くの方が勘違いしていますが、
資金が完全に無くなってからでは融資は通りません。

✔ 売上がある
✔ 事業を続ける意思がある
✔ 改善計画を説明できる

この段階で相談すれば、
追加融資や条件変更が検討できる可能性があります。


④ 経営改善計画を作成する

追加融資や金融機関相談には、
**「これからどう立て直すのか」**が不可欠です。

ポイントは、

  • 何が原因だったのか

  • 何をやめるのか

  • どう改善するのか

  • いつ黒字化するのか

👉 完璧でなくても、
現実的な計画が評価されます。


⑤ 専門家に「すぐ」相談する

資金繰りが厳しい状況ほど、
一人で悩む時間は最大のリスクです。

  • 融資相談の進め方

  • 金融機関への説明方法

  • 今後の資金計画の立て直し

専門家が入ることで、
打てる手が一気に増えます。


「借りたお金が無くなった」=終わりではない

実務の現場では、

  • 追加融資で立て直した

  • 返済条件を変更して持ち直した

  • 事業内容を見直して再成長した

というケースは珍しくありません。

✔ 大切なのは
早く気づき、正しい行動を取ることです。


まとめ|資金が無くなった時こそ経営者の判断力が問われる

開業時に借りたお金が無くなりそうな時、

  • 放置しない

  • 隠さない

  • 一人で抱え込まない

これが何より重要です。

資金繰りは、
「ダメになってから」ではなく「不安を感じた時点」で動く
ことで、立て直せる可能性が大きく広がります。

もし今、

  • 資金が厳しい

  • 先が見えない

  • 誰に相談していいか分からない

と感じているなら、
今すぐ行動することが最善の選択です。