【30年以上の起業支援で忘れられない相談】事業計画を作り直したことで融資が決まった話

【30年以上の起業支援で忘れられない相談】事業計画を作り直したことで融資が決まった話

はじめに

こんにちは。

**わたしの起業相談窓口(行政書士・相続と起業の相談窓口)**の下村です。

私は銀行員として14年間勤務し、その経験を含めて30年以上にわたり創業・起業支援に携わってきました。

創業融資のご相談を受けていると、

「事業計画書は作りました。」

という方が多くいらっしゃいます。

しかし、その内容を拝見すると、

「このままでは、金融機関に事業の魅力が十分に伝わらないかもしれません。」

と思うことがあります。

今回は、事業計画を一緒に見直したことで、融資につながった事例をご紹介します。

※実際の相談事例をもとに、個人が特定されないよう内容を一部変更しています。


「事業計画書は完成しています」

ある創業予定の方が相談に来られました。

「事業計画書はもう作っています。」

そう言って見せていただいた資料は、数字もきれいにまとまっており、一見すると完成度の高い内容でした。

しかし、読み進めるうちに気になる点がありました。

「なぜこの事業を始めるのか。」

「なぜこの売上が見込めるのか。」

「競合と比べた強みは何なのか。」

その説明が十分ではなかったのです。


金融機関が知りたいのは「数字」だけではない

銀行員時代、私は多くの融資案件に携わってきました。

その経験から言えることがあります。

金融機関は、数字だけを見て融資を判断しているわけではありません。

大切なのは、

  • この事業は実現できるのか
  • 計画に根拠はあるのか
  • 経営者は事業を理解しているのか
  • 継続して返済できる見込みがあるのか

という点です。

つまり、「数字の裏付け」が重要なのです。


一緒に事業計画を見直す

私は、その方に

「少し時間をかけて、一緒に計画を見直してみませんか。」

とお話ししました。

売上の根拠。

お客様は誰なのか。

どうやって集客するのか。

開業後、どのように事業を成長させていくのか。

一つひとつ確認しながら整理していきました。

すると、ご本人も、

「自分でも考えが整理できてきました。」

とおっしゃるようになりました。


「書類」を作るのではなく、「事業」を考える

事業計画書は、提出するための書類ではありません。

これから経営をしていくための設計図です。

数字を並べるだけでは意味がありません。

なぜその数字になるのか。

その数字を実現するために何をするのか。

ここまで考えることで、初めて実践的な事業計画になります。


面談でも自信を持って話せるようになった

計画を見直した後、その方は金融機関との面談に臨まれました。

以前であれば、

「なぜこの売上になりますか。」

という質問に戸惑っていたかもしれません。

しかし今回は違いました。

自分で考え抜いた計画だからこそ、自分の言葉で説明することができました。

その結果、無事に創業融資を受けることができました。


融資が決まった本当の理由

後日、その方から、

「事業計画を書き直して本当に良かったです。」

というお言葉をいただきました。

私は、その時こうお伝えしました。

「融資が決まったのは、書類を書き直したからではありません。」

「事業そのものを真剣に考え直したからです。」

事業計画書は、その考えを伝えるための手段です。

一番大切なのは、経営者自身が事業を理解し、自信を持って説明できることなのです。


30年以上の経験で感じること

銀行員として14年間勤務し、その経験を含めて30年以上。

数多くの事業計画書を見てきました。

その中で感じるのは、

良い事業計画書とは、文章が上手な計画書ではありません。

経営者の想いと、実現するための具体的な行動が伝わる計画書です。

だから私は、お客様の代わりに事業計画書を作るのではなく、一緒に考え、一緒に作り上げることを大切にしています。


最後に

創業融資は、単にお金を借りるための手続きではありません。

「この事業で成功したい。」

その想いを金融機関へ伝える大切な機会でもあります。

そのためには、形式だけ整えた事業計画書ではなく、自分の言葉で語れる事業計画が必要です。

私は30年以上、起業支援に携わる中で、その大切さを何度も実感してきました。

創業融資をご検討中の方、事業計画書の作成に不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

一緒に、あなたらしい事業計画を作り上げていきましょう。


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