「売上が増えれば会社は安泰」と思っていませんか?
会社設立をされたばかりの経営者から、よくこのようなお話を伺います。
「まずは売上を増やしたいです。」
もちろん、売上を伸ばすことは大切です。
しかし、元銀行員として数多くの会社を見てきた経験からお伝えしたいことがあります。
会社経営で本当に大切なのは、「売上」ではなく「利益」です。
実際に、売上が大きくても赤字の会社もあれば、売上はそれほど多くなくても安定して利益を出し、成長している会社もあります。
今回は、秋田市で会社設立をされた方へ、「利益」を重視した経営について分かりやすく解説します。
売上と利益はまったく違います
まずは、この違いを理解しましょう。
売上
→ 商品やサービスを販売した金額
利益
→ 売上から経費を差し引いて会社に残るお金
例えば、
- 売上 500万円
- 経費 480万円
利益は20万円です。
一方で、
- 売上 300万円
- 経費 220万円
利益は80万円になります。
売上が多くても、利益が少なければ経営は苦しくなることがあります。
「売上至上主義」が危険な理由
創業したばかりの会社でよくある失敗が、
「売上を増やすために値引きをする」
というケースです。
例えば、
「仕事を受注したいから安くします。」
「他社より安くします。」
このような営業を続けると、
売上は増えても利益が残りません。
利益が出なければ、
- 給料
- 設備投資
- 広告費
- 将来への投資
ができなくなってしまいます。
利益があれば会社は強くなる
利益が出る会社には、
次のようなメリットがあります。
- 手元資金が増える
- 新しい設備を導入できる
- 優秀な人材を採用できる
- 万が一の売上減少にも対応できる
- 金融機関からの信用が高まりやすい
利益は、会社の体力そのものです。
売上より「粗利益」を意識しましょう
特に創業時に意識していただきたいのが、
粗利益(売上総利益)
です。
粗利益とは、
売上から仕入れや外注費などを引いた利益です。
例えば、
100万円の仕事を受注しても、
90万円かかれば、
粗利益は10万円です。
一方、
60万円の仕事でも、
経費が20万円なら、
粗利益は40万円になります。
「売上が大きい仕事」ではなく、
「利益が残る仕事」
を増やすことが重要です。
利益率を考えるクセをつける
経営者には、
ぜひ利益率も意識していただきたいと思います。
例えば、
利益率10%なら、
100万円売り上げても利益は10万円です。
利益率20%なら、
同じ100万円でも利益は20万円になります。
利益率が高い会社ほど、
経営は安定しやすくなります。
元銀行員が決算書で見ていたポイント
銀行員時代、
融資審査では、
売上だけを見ていたわけではありません。
むしろ、
次のような点を重視していました。
- 利益が出ているか
- 毎年利益が改善しているか
- 利益に対して借入返済が可能か
- 手元資金が増えているか
つまり、
「利益を出せる会社かどうか」
を見ていました。
売上が大きくても、
利益がほとんど残らない会社は、
融資の面でも慎重に判断されることがあります。
利益を増やす方法
利益を増やす方法は、
売上を増やすことだけではありません。
例えば、
- 適正な価格で販売する
- 経費を見直す
- 利益率の高い商品・サービスを増やす
- 無駄な固定費を削減する
- リピートのお客様を増やす
など、
さまざまな方法があります。
「売上アップ=利益アップ」
とは限らないことを覚えておきましょう。
創業時こそ利益を意識する
会社設立直後は、
とにかく仕事を取りたい気持ちになります。
しかし、
利益が残らない仕事ばかり受けてしまうと、
忙しいのにお金が残らない会社になってしまいます。
創業時だからこそ、
「この仕事はいくら利益が残るのか?」
という視点を持つことが大切です。
秋田市で会社設立なら「わたしの起業相談窓口」へ
**わたしの起業相談窓口(運営:行政書士・相続と起業の相談窓口)**では、
会社設立だけではなく、
- 株式会社・合同会社設立
- 創業融資
- 事業計画書作成
- 資金繰り相談
- 経営改善
- 設立後1年間のアフターサポート
まで、一貫してサポートしています。
元銀行員として、
売上だけではなく、
利益を残す経営についても実践的にアドバイスしています。
お客様の声
「売上ばかり気にしていましたが、利益率を意識するようになってから経営が安定しました。」(秋田市・建設業)
「元銀行員ならではの視点で利益の考え方を教えていただき、値引きばかりの営業を見直すきっかけになりました。」(秋田市・サービス業)
まとめ
会社経営では、
売上を増やすことも大切ですが、
それ以上に大切なのは、
利益を残すことです。
利益があれば、
会社は成長できます。
設備投資もできます。
従業員も守ることができます。
創業したばかりの今だからこそ、
「売上はいくらか」ではなく、
「利益はいくら残るか」
を意識した経営を始めましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 売上が少なくても利益が出ていれば大丈夫ですか?
利益が安定して出ており、資金繰りにも問題がなければ、売上だけが大きい会社より健全な経営であることも少なくありません。
Q. 利益率はどれくらいを目指せばよいですか?
業種によって異なります。大切なのは同業他社と比較することよりも、自社の利益率を継続的に改善していくことです。
Q. 利益を増やすには値上げしか方法はありませんか?
いいえ。経費の見直し、業務効率化、利益率の高いサービスの強化、リピート顧客の獲得など、利益を増やす方法は数多くあります。