会社設立の手続きは、一度きりのイベントではありません。設立後こそ、経営者としての本当のスタートが始まります。だからこそ「どこに会社設立を依頼するか」は、手続きの速さや価格だけで決めるのではなく、アフターサービス（設立後の継続サポート）で決める時代になっています。
■ なぜアフターサービスが重要なのか？
会社を作ると、次のような「設立後の実務」が必ず発生します。
- 税務署・県税・市役所への届出
- 社会保険の加入手続き
- 従業員を雇う場合の労務管理
- 契約書の作成やチェック
- 補助金・助成金の相談
- 許認可が必要な事業の追加
- 顧客トラブルやクレーム対応のアドバイス
- 相続・事業承継への備え
設立時は順調でも、1〜2年以内に上記で必ず壁が来ます。
そのときに、すぐに相談できる専門家がいるかどうかで、会社の成長スピードが大きく変わります。
■ 会社設立サービスの多くは「手続きだけ」で終わる
ネットの格安サービスや法務書類代行会社の多くは、
・書類作成
・定款認証
・設立登記の連携
この部分のみがサービス内容です。
設立後の
「税務」「労務」「許認可」「契約書」「補助金」「経営相談」
などは基本的に対応しません。
価格だけを見ると安く見えますが、会社運営で迷ったときに頼れる先がなく、結果的に高く付くケースも多いのです。
■ 行政書士に会社設立を依頼するメリットは“継続支援”
行政書士に依頼する最大の強みは、経営に必要な手続き・相談ごとをワンストップでサポートできる点です。
● 1. 事業開始後の各種届出のフォロー
税務・労務・補助金など、他士業との連携もスムーズ。
● 2. 許認可の追加取得にそのまま対応できる
建設業、古物商、運送業、飲食店など、業種が増えたときの手続きも任せられる。
● 3. 契約書やトラブル相談にも応じられる
ビジネス上のトラブル予防や書類作成も専門領域。
● 4. 相続・事業承継までワンストップで相談
「創業から事業承継まで」長く伴走できる存在になれる。
行政書士は“設立して終わり”ではなく、社長の右腕として継続的にサポートする職種なのです。
■ 会社設立は「最初に誰と組むか」で未来が変わる
会社は設立した瞬間から、社長は常に決断を求められます。
そのとき、信頼できる専門家がそばにいるかどうかで、経営のストレスは大きく変わります。
- 書類作成の正確さ
- 手続きの早さ
- 料金の安さ
これらも大切ですが、最も重要なのは 「設立後も伴走してくれるパートナーかどうか」 です。
■ まとめ：会社設立は「アフターサービス」で選ぶべき
迷ったとき、困ったとき、判断が必要なときに、
すぐに相談できる専門家がいることは、会社にとって大きな価値です。
会社設立の依頼先を選ぶときは、ぜひ次の視点を持ってください。
- 設立後の相談先として信頼できるか
- どこまでアフターサービスがあるのか
- 経営に必要な手続きに幅広く対応できるか
- 何年も付き合っていける専門家か
会社の成長は、最初のパートナー選びで大きく変わります。
アフターサービスがしっかりした専門家を選ぶことで、安心して経営に専念できる環境が整います。
「どこに依頼するか」ではなく、
「誰と一緒に会社を育てていくか」 を基準に選びましょう。